神戸イニエスタ、メッシの“W杯無冠”に言及 「ナンバーワンの選手がいる代表チームが…」
2004年から14シーズンにわたって共闘 メッシの卓越した継続力に感嘆
ヴィッセル神戸の元スペイン代表MFアンドレス・イニエスタは、世界最高の選手と言われるアルゼンチン代表FWリオネル・メッシと名門バルセロナで14シーズンにわたって共闘した。自身も名手として鳴らしたが、「レオは僕を驚かせ続けている」と絶賛している。スペイン紙「スポルト」が報じた。
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同じバルセロナのカンテラ(下部組織)出身のイニエスタとメッシは、2004-05シーズンからイニエスタが日本挑戦を決めた2018年まで共闘。リーガ・エスパニョーラ優勝9回、UEFAチャンピオンズリーグ優勝4回、FIFAクラブワールドカップ制覇3回など数々のタイトルの喜びを分かち合った。
かつてイニエスタが巻いたキャプテンマークは、現在メッシらに引き継がれているが、稀代のゲームメーカーはアルゼンチン紙「Ole」のインタビューで、32歳となったレフティーを「彼は最高。なぜか? あらゆる記録で他との違いを見せている」と称賛した。
「レオは僕を驚かせ続けている。レオの偉大さの一つがそれで、いつも人々を驚かせるということ。安定して他との差をつけ、試合ごと、年ごとにそれをやり、立ち止まることがない。今でもたくさんの年月、たくさんのことをやってきた後、驚かせ続けている。それはほとんどない、誰もやっていないことだ」
イニエスタは2010年南アフリカ・ワールドカップ(W杯)でスペイン代表の一員として美酒に酔いしれた一方で、メッシは2014年ブラジルW杯決勝でドイツに敗れるなど4回の出場でタイトルに手が届かずに涙を呑んできた。メッシほどのレベルの選手がまだ一度もW杯を勝ち獲っていないことを、イニエスタは不思議に感じているという。
「偉大な選手たちがいて、スペクタクルな選手で構成され、僕にとってナンバーワンの選手がいる代表チームがまだ(ワールドカップを)勝っていないのは驚きだよ。例えばドイツとの対戦で起きたことはちょっとした差。一つの位置から別の方へ行くバランスはちょっとした瞬間のこと。もう一度戦ったら別の形になっただろうというのは間違いない」
イニエスタにとっても、メッシがキャリアでW杯のタイトルを手にできるかは気になる出来事の一つのようだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)