「本当にどこで感染したのか分からない」 新型コロナ陽性のプレミアDFが“驚き”告白
ワトフォードDFマリアッパ、「外出もほとんどしていない」状況での感染に困惑
イングランド・プレミアリーグは新型コロナウイルスの影響によって中断となっているが、6月のシーズン再開を目指して今週からトレーニングを開始した。一方で、ワトフォードでは3人に新型コロナウイルス陽性反応が出ており、その1人であるジャマイカ代表DFエイドリアン・マリアッパが状態を告白。自身にとっても予想外の感染だったと語っている。
プレミアリーグではシーズン再開に向けたプランの一環として、現地時間19日から非接触でのトレーニングを再開。計748人の選手およびスタッフが検査を受けた。そのなかでワトフォードの選手1人とスタッフ2人、バーンリーのアシスタントマネージャーを務めるイアン・ウォーン氏、さらに非公表のクラブの2人の計6人に陽性反応が出たという。
当初はワトフォードの感染者名は公表されていなかったが、マリアッパが自身の感染を告白。英紙「テレグラフ」に対して、まさかの感染に困惑している現状を明かしている。
「火曜日に陽性という結果を受け取ってから、頭をかきむしってどこで感染したのかを考えているんだ。本当に驚いたんだ。ちょっとした運動と子供たちとの散歩以外、ほとんど家から出ていなかったのに…。基本的に家でフィットネスを維持していたからね。僕は静かな生活を送るタイプだし、当然パーティーにも行かず、遊びに出かけもしない。だから本当にどこで感染したのか分からないんだよ」
マリアッパは無症状となっており、「自分では健康だと感じていて、外出もほとんどしていないのに感染する。これは恐ろしいことだ」と吐露。「トレーニングに戻るために検査を受けなかったら、ずっと感染に気付かず生活を送っていただろう」と、無自覚のうちに感染者を増やしていた可能性に言及していた。
6月12日の再開を目指すプレミアリーグ。マリアッパのように心当たりがなくとも感染してしまう可能性もあるだけに、シーズン再開に向けてまだまだ予断を許さない状況が続きそうだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)