一流のFKキッカーだったミハイロビッチ監督　質問に笑顔で回答

　ACミランのシニシャ・ミハイロビッチ監督が2014年1月の移籍後、直接FKでわずか1ゴールという日本代表MF本田圭佑の直接FKについて、冗談交じりに苦言を呈している。

　14日の本拠地ジェノア戦を控えた記者会見で、公式戦11試合連続の先発出場が濃厚な本田の直接FKについて、質問を受けたセルビア人指揮官は嬉しそうな笑顔を浮かべた。

「ゴールするには私の左足が足りない」

　現役時代に世界屈指のFKキッカーとして名を馳せたミハイロビッチ監督は、こう語った。ラツィオでプレーしていた1998-99シーズンのサンプドリア戦では、FKだけでハットトリックを達成したこともある。スピード、コース、変化、いずれも超一流のスーパーキッカーだった。

　本田のFKでのゴールは2014年10月のキエーボ戦での一撃のみ。セットプレーのキッカーとしてはジャコモ・ボナベントゥーラ、マリオ・バロテッリといった実力者に譲る場面が多い。