フェキルvs久保建英、“右のレフティー比較”を現地展開 「日本人が上回っているのは…」
左利きで右サイドを務める久保とフェキルを比較「非常に似通ったプレースタイル」
日本代表MF久保建英は今季マジョルカに期限付き移籍し、リーガ・エスパニョーラ挑戦1年目でリーグ戦24試合3ゴールを記録している。そんななか、スペインメディアは「フェキルvsクボ」と題し、同じ左利きで右サイドを務めるベティスのフランス代表MFナビル・フェキルと比較している。
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2019年夏にレアル・マドリードと契約した久保は、開幕直後にマジョルカへ期限付き移籍。序盤戦はベンチスタートが主体ながら、徐々に持ち味を発揮して計3ゴールを記録している。調子が上向いてきたタイミングで、新型コロナウイルスの影響によりシーズンが中断となってしまったが、その存在はスペインでも関心を集めている。
そんななか、スペイン紙「Estadio Deportivo」は「フェキルvsクボ」と見出しを打ち、データサイト「Alebia Analytics」を引用しながらベティスに在籍する26歳フェキルの18歳当時のデータと、現在18歳の久保のパフォーマンスを比較している。
「不思議なことに8年前のフェキルは現在よりもハイレベルな選手だったが、互いに非常に似通ったプレースタイルとなっている。どちらも左利きで右(サイド)を務めている。広い視野と試合のビジョンを駆使し、素晴らしい一撃を打ち込むことができる」
記事では久保について、「フェキルを上回っているのは、例えば、中央や空中戦における1対1のデュエル勝率。両者にとってもストロングポイントではないが、明確に言えるのは、クボは守備面でのスタッツでフェキルを凌駕したことだ」とフェキルよりも優れている点を挙げている。
それでも、「フェキルの総合スコアは、久保の74.24に対し、81.57だ。とりわけ攻撃を構築するアクションや、危険を与える脅威性、ゴールに直結するパスやシュートの関与で際立っている」と、攻撃面ではフェキルが上手であったことも指摘している。
昨夏にリヨンからベティスへ移籍したフェキルは、2018年当時にリバプールとの合意報道が飛び交い、ロシア・ワールドカップ(W杯)でも優勝したフランスの中で存在感を示すなど、世界から注目を集めるレフティー。久保がフェキルを超えるには、攻撃面でゴールに直結するプレーの成長が必要になりそうだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)