元イタリア代表主将が明かすW杯優勝トロフィーの裏話 「ロッカールームに戻ると…」
2006年W杯で優勝したカンナバーロ氏、“本物”のトロフィーは表彰式直後に回収と語る
現役時代にイタリア代表で活躍し、現在は中国の広州恒大で監督を務めるファビオ・カンナバーロ氏がインスタグラムのライブ配信に登場し、優勝した2006年ドイツ・ワールドカップ(W杯)のトロフィーについての裏話を披露している。
カンナバーロ氏は1998年のフランスW杯で初出場を果たすと、06年ドイツW杯に3大会連続で出場した。最終ラインの要としてキャプテンを務めたカンナバーロ氏は、イタリアの通算4回目の優勝に大きく貢献し、黄金に輝くトロフィーを掲げた。
このトロフィーについてカンナバーロ氏は、「みんながテレビで見ていたのは表彰式でトロフィーを掲げたところまでだろう」として、その後の取り扱いがどのようなものだったのかを明かしている。
「あの本物のトロフィーは、僕たちがロッカールームに戻るとブリーフケースを持って登場したFIFAの役員に回収されたんだ。その後、僕たちにはコピーされたものが渡されたから、ローマでの優勝パレードで持っていたのはそれだね。ただ、そのイミテーションはイタリアに着く頃には、もう壊れていたんだけどね」
W杯の優勝トロフィーは過去に盗難されて行方不明になった経緯から、優勝国にはレプリカが与えられることになった。しかし、母国に戻ってのパレードどころか、表彰式直後のロッカールームの時点で即座に回収されているという、少し夢のない現実をカンナバーロ氏は明かしていた。
(FOOTBALL ZONE編集部)
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