ドルトムント香川が5試合ぶりのフル出場! 攻守に躍動し、1-0でハノーバー撃破に貢献
公式戦3試合ぶりの先発 昨年12月19日のケルン戦以来の90分間プレー
ドルトムントは13日、本拠地ジグナル・イドゥナ・パルクでリーグ最下位のハノーバーと対戦し、1-0で勝利を収めた。日本代表MF香川真司は4-3-3の左インサイドハーフとして公式戦3試合ぶりに先発を果たした。昨年12月19日のケルン戦以来、5試合ぶりのフル出場で積極的に攻撃に顔を出したが、得点には絡めなかった。
前半、ドルトムントは打撲で欠場したFWオーバメヤンの代わりに3トップの中央に入ったMFロイスがゴールに迫る。ドイツ代表アタッカーは、前半16分に香川がゴール左で倒されて得たFKからシュートを放ったが、ボールはクロスバーを直撃した。同27分にも同じような位置で香川が獲得したFKを直接狙ったがGKにキャッチされた。
攻守がめまぐるしく入れ変わる展開だったが、スコアレスのまま試合は後半に突入する。
そして後半13分、均衡が破れる。ドルトムントはハノーバーの攻撃を防ぐと、一気にカウンターを仕掛ける。ロイスからパスを受けたムヒタリアンは、対峙したDFをドリブルでかわすとエリア外から右足で強烈なシュートを突き刺した。
香川は後半も積極的にボールを呼び込む。チャンスメイクや2列目からゴール前に顔を出す動きを見せたが、直接得点に絡むことはできなかった。香川は後半24分、スライディングタックルによるファウルで、今季2枚目のイエローカードを提示される場面もあった。
ドルトムントはラストパスの精度を欠き、追加点こそ奪えなかった。しかし、ムヒタリアンの今季リーグ戦8得点目が決勝点となり、最少得点差ながら最下位のハノーバー撃破に成功。確実に勝ち点3を積み上げ、首位バイエルン・ミュンヘンとの差を暫定で5に縮めた。
一方、日本代表DF酒井宏樹が先発したハノーバーは7連敗で、2部降格圏の最下位に低迷している。
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サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images