セリエA、再開の可否は28日に決定へ 会議後の“指針”発表をスポーツ相が明言
28日にイタリアサッカー連盟とリーグ機構を交えた会議を招集
イタリアのスポーツ大臣ヴィンチェンツォ・スパダフォーラ氏は、セリエAの各チームにグループ練習をする許可を与えたものの、リーグ戦を再開するか否かは今月28日に決定する方針だと話した。イタリアのサッカー専門メディア「カルチョメルカート・コム」が報じている。
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スパダフォーラ大臣は、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて中断しているリーグ戦の再開に対しては慎重な姿勢を強調してきた。特に、隣国フランスがリーグ戦の打ち切りを決定した直後には、「これがイタリアの決断の背中を押す」と追随することを示唆していた。一方で、経済的な理由も強くあり、イタリア・サッカー連盟などからの反発は根強かった。
そうしたなかで、スパダフォーラ大臣は「非常に良いニュースだと言える。結論からして、トレーニングを再開することはできる。サッカー連盟が策定したプロトコルを慎重に評価したうえでの決定だ」として、グループでのトレーニング再開の許可が下りた。
そのうえで、スパダフォーラ大臣は「5月28日の15時に連盟とリーグ機構のトップを交えた会議を招集した。ここでリーグ戦を再開できるのかどうか、できる場合はいつに設定できるのかを評価するためのデータも揃うと思っている」として、セリエAの再開について28日に指針を出すことを明言している。
すでにドイツでは無観客でリーグ戦が再開しているが、欧州で最初に新型コロナウイルスの感染拡大が顕著になって苦しんだイタリアでリーグ戦が復活できるのか、この1週間で決まることになりそうだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)
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