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「長友ロード」から未来の日の丸戦士が誕生!? 早明32選手が八丈島名物の坂道を駆け上がる
木場克己トレーナーの指導の下、早大と明大が合同合宿を実施
大学サッカー界の名門である早稲田大学ア式蹴球部と、明治大学体育会サッカー部が東京・八丈島で二校合同の強化合宿を行っている。2年連続となるこの合宿には、インテルの日本代表DF長友佑都と専属契約を結ぶ木場克己トレーナーも参加。大学サッカーのレベルアップに向けて、両校のサッカー部員32人が現在、3泊4日の日程で体幹強化に取り組んでいる。
昨年の関東大学リーグ優勝校の早大と2位の明大というライバル校が、八丈島の名物「長友ロード」と呼ばれる坂道で汗を流した。 ここは、今やインテル最古参となったサイドバックが、2010年の南アフリカ・ワールドカップ(W杯)の前に自主トレを行った場所。大学サッカー界のエリートと言える選手たちが、木場トレーナーの指導の下、ウォーミングアップを兼ねて短い距離を10本ダッシュ。そこから150メートルの坂道を早大4選手、明大4選手という早明戦を意識させる組み合わせで、トレーニングを実施した。
「アジリティ系とパワー系を同時に鍛えるメニューです。どの選手にもしっかりと刺激が入った様子です」と、木場トレーナーは語っている。
「長友ロード」は、日本サッカー界の登竜門的存在だ。10年W杯前にこの坂道でフィジカルを鍛え上げた長友は、同大会で活躍し、岡田ジャパンも16強進出を果たした。さらになでしこジャパンのFW大儀見優季(ヴォルフスブルク)、DF熊谷紗希(リヨン)、FW永里亜紗乃(ポツダム)の3選手は、準優勝に輝いた昨年6月の女子ワールドカップ・カナダ大会前の自主トレで、この坂道を駆け上がった。
今回の合宿に参加している32選手から、次代の日の丸を担う逸材が出てくるかもしれない。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images