レアル逆転優勝へ、ジダンがベイル完全復活を切望 「80%や85%ではプレーさせない」
負傷離脱中のスピードスターの復帰に、慎重な姿勢を示す
レアル・マドリードのジネディーヌ・ジダン監督は、負傷で戦線離脱中のFWギャレス・ベイルについて「100%になったらプレーする」と、起用に慎重な姿勢を貫いている。今週末のアスレティック・ビルバオ戦、そして17日から再開するUEFAチャンピオンズリーグの決勝トーナメント1回戦のローマ戦の出場も難しいと見られている。スペイン地元紙「マルカ」が報じている。
ジダン監督はビルバオ戦前の記者会見に臨み、ウェールズ代表FWの状態について次のように言及した。
「ベイルは100%の状態になったらプレーする。それがいつになるかはまだ分からない。選手は完璧にフィットした状態で戻ってきてほしい。ギャレスは80%や85%ではプレーさせない。再発の可能性もあるので、リスクをかけたくない」
ベイルは1月17日のスポルティング・ヒホン戦で右足ヒラメ筋を負傷し、欠場が続いていた。現在も復帰時期は未定となっている。
ジダン監督は「ベイルはリハビリ中にも足に違和感を感じている。なぜ、そのような問題が起こるのかは我々には分からない。彼が違和感を感じているというなら、リスクを冒したくはない」と、26歳のレフティー復帰を急ぐことはしないと明言。クリスティアーノ・ロナウド、カリム・ベンゼマとともに強力3トップ「BBC」を形成し、今季はリーグ戦で15試合13得点をマークしている攻撃陣の核だけに、シーズンの佳境を迎える終盤戦に向けて万全の状態での帰還を望んでいるようだ。
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サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
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