元マンUナニ、名将ファーガソンの“沈黙の恐怖”を告白 「ロッカールームで殺された」
2007年の加入当初は、大物監督ゆえに「最初はとにかく怖かった」と回顧
マンチェスター・ユナイテッドの黄金期を築き上げた名将アレックス・ファーガソンは、監督の立場を退いた今もなお選手たちから崇拝されている。ポルトガル代表FWナニ(現オーランド・シティ)もその一人だが、加入直後は恐れるあまりに自分の持ち味を発揮できなかったと当時を振り返った。インドのスポーツ誌「スポーツスター」が報じている。
ナニは2007年に母国ポルトガルのスポルティングCPからユナイテッドに加入し、その後、プレミアリーグ優勝4回、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)制覇1回などタイトルを獲得した。しかし、加入直後は、すでに20年以上にわたり、ユナイテッドの監督を務めていたファーガソン監督を恐れていたとユナイテッドの公式ポッドキャスト「UTD Podcast」で語った。
「最初は彼のことがとにかく怖かった。分かるだろう? 父親のようなんだ。ミスをしたり、間違いを犯すと、どうなるか分からなかった。彼が他の選手たちと話しているのを見て、同じように溶け込みたかったが、何を話せばいいか分からなかった。それは自分の感情を話せるようになり、彼を理解できるようになるまで続いたね」
決して英語が得意ではなかったナニだが、時間が経ち、英語が話せるようになるにつれて、徐々にファーガソン監督との距離が近づいていったという。
「彼が何を求めていて、どんな人物なのか。それが理解できてから、関係は良くなっていった。どんな性格の人でも、どんな年齢の人でも、どんな個性を持っていても、どう扱えばいいか分かっている。当時、僕は若くて、簡単ではなかった。それはわかっていたし、多くを学び、多くを変えた。それが人生だよ。学ばないといけないんだ」
page1 page2