元韓国代表MFは「C・ロナウドと同じくらい重要だった」 ルーニーが絶賛

元同僚パク・チソン(左)をウェイン・ルーニーが絶賛【写真:Getty Images】
元同僚パク・チソン(左)をウェイン・ルーニーが絶賛【写真:Getty Images】

ユナイテッドの黄金期を支えたMFパク・チソンの功績に言及

 マンチェスター・ユナイテッドの象徴として長らく活躍した元イングランド代表のFWウェイン・ルーニーは、かつて一緒にプレーした韓国のスタープレーヤーの評価が、適正ではないと感じているようだ。元韓国代表MFパク・チソンについて、「クリスティアーノ・ロナウドと同じくらい重要だった」と、語っている。英紙「サンデー・タイムズ」が報じた。

 パク・チソンは2005年から2012年にかけてユナイテッドに在籍し、4度のプレミアリーグ優勝、3度のリーグカップ優勝、そしてUEFAチャンピオンズリーグ(CL)優勝を経験した。ルーニーは当時を振り返り、「僕やクリスティアーノ・ロナウド、カルロス・テベスは得点を挙げて見出しを飾ることが多かった。でも、パク・チソンも同じくらい重要な存在だった。彼の自己犠牲はがなければ、あの成功は実現しなかった」とパク・チソンの貢献に言及。元韓国MFは“過小評価”されているとして、次のように語っている。

「もし12歳の子供に『クリスティアーノ・ロナウドはどうだった?』と聞けば、彼らは『ユナイテッドにとって素晴らしい選手だったよ』と即答するだろうし、『パク・チソンは?』と聞けば、知らない子供が多いだろう。それでも、一緒にプレーした選手なら誰でも、パク・チソンが僕たちのほぼ全ての成功に欠かせなかったことを理解している。パク・チソンがグループに与えたものは、とてつもなく大きかった。彼のような選手こそ、スポーツでは最も重要なんだ」

 さらにルーニーは、パク・チソンを語るうえで忘れられない試合があるとして、2010年のCLラウンド16、ACミランとの第2戦について振り返った。

「(アレックス・)ファーガソン監督がチームミーティングで言ったことを覚えている。彼はパクに『今日のキミの役割は、ボールを触ることではない。パスを出すことではない。(元イタリア代表MFアンドレア・)ピルロだ。それだけだ。ピルロを止めろ』と言ったんだ。確か、この試合ではピルロは40本くらいしかパスを出せなかった。しかも、そのうち95%は後方へのパスだった。与えられた役割を全うするパクの力は、信じがたいものだったよ」

 この試合、ユナイテッドは4-0で勝利を収め、2試合合計スコアを7-2として準々決勝に進出した。この試合でルーニーは2得点を挙げたが、ピルロ封じを命じられていたパク・チソンも1得点を挙げて、勝利に大きく貢献している。

 オランダの名門PSVから2005年にわずか400万ポンド(約5億2000万円)でユナイテッドに加入したパク・チソンは、費用対効果という面でもクラブ史上屈指の選手だったと言えるだろう。

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(FOOTBALL ZONE編集部)



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