世界各国が称賛 C・ロナウド、負傷のカバーニへ示した“一流”のスポーツマンシップに再脚光
負傷したカバーニをロナウドがサポート…2018年W杯の名場面に海外メディアが再注目
ピッチ上では、これまで多くの選手たちがスポーツマンシップを見せてきたが、海外メディアは2018年のロシア・ワールドカップ(W杯)でポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウド(ユベントス)が、負傷したウルグアイ代表FWエディンソン・カバーニ(パリ・サンジェルマン)に示した“肩貸し”に再び脚光を当てている。
フランスが優勝したロシアW杯で、ロナウドとカバーニによる“名場面”が生まれたのは決勝トーナメント1回戦のポルトガル対ウルグアイの一戦だ。ウルグアイが2-1とリードして迎えた後半25分、カバーニは足を負傷し、ピッチに倒れこんでしまう。立ち上がることができないカバーニを見て歩み寄ったのが、対戦相手のロナウドだった。
ロナウドはカバーニに肩を貸すと、歩幅を合わせてタッチラインまで運んだ。試合はそのままポルトガルが敗れることになったが、残り20分の場面で焦りと苛立ちに駆られていても不思議ではない展開のなか、ロナウドが示したスポーツマンシップは世界各国から称賛された。
あれから約2年の月日が経ったが、スペイン紙「AS」の公式インスタグラムは「リスペクト」の一言を添え、当時のロナウドとカバーニの“肩組み写真”を掲載。現在35歳となったロナウドは依然として世界最高のゴールスコアラーの1人として君臨しているが、一流のスポーツマンシップも備えていた。
page1 page2