「こんなの見たことない」 外国人Jリーガーが日本文化に衝撃「尊重したい」

柏レイソルでプレーするケニア代表FWオルンガ【写真:小林 靖】
柏レイソルでプレーするケニア代表FWオルンガ【写真:小林 靖】

柏のケニア代表FWオルンガ、欧州と日本の文化を比較「郷に入れば郷に従え、だね」

 J1柏レイソルに所属するケニア代表FWオルンガが、Jリーグが主催した座談会のなかで日本独自のサッカー文化について言及し、「こんなのは見たことがない」と衝撃ぶりを明かしている。

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 Jリーグ公式YouTubeチャンネルが1本の動画を公開。オルンガとともに、J1北海道コンサドーレ札幌の元イングランド代表FWジェイ、J1名古屋グランパスのオーストラリア代表GKミチェル・ランゲラックの3人が揃い、オンライン座談会で様々なテーマについて話し合った。

 そのなかで日本と欧州におけるサッカー文化の違いについてオルンガが言及。「ヨーロッパの様々なリーグでプレーした経験があり、ファンは非常に感情的で、本当にチームをサポートしようとしている」と語る。

 母国のクラブを渡り歩いたオルンガは、ユールゴーデン(スウェーデン)、貴州智誠(中国)、ジローナ(スペイン)を経て、2018年夏に柏へ加入。2019年にはJ2リーグ戦30試合に出場し、27ゴールマークした。最終節の京都サンガF.C.戦(13-1)でJリーグ1試合最多記録となる8ゴールを挙げて世界に衝撃を与え、J2優勝とともにJ1昇格に大きく貢献している。

「日本のファンもチームをサポートしてくれるなか、欧州ファンとの違いが見て取れる。ジェイが言うように、イギリスでは内容の良くないゲームをしたら、誰もが罵倒してくるし、ピッチに物を投げ込むんだ」

 海外ファンの過激ぶりに触れたオルンガは、「でも日本では、試合が終わったらお辞儀をする。こんなのは見たことがない。試合後、列に並んでお辞儀をするんだ」と驚きを明かしている。

「安全な場所に逃げるのがフットボールの常識だ。それが日本文化なので尊重したい。郷に入れば郷に従え、だね」

 今季J1開幕節の北海道コンサドーレ札幌戦でも2ゴールをマークして4-2の勝利に貢献したオルンガ。新型コロナウイルスの影響で中断しているシーズンの再開後、また爆発する姿を見せてくれそうだ。

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