「“黄色い壁”に敬意」 ドルトムント、無観客席へのジェスチャーに英注目「伝統を継続」
シャルケを4-0で撃破したドルトムント、試合後に無観客のスタンドに選手全員で挨拶
ドルトムントは現地時間16日、ブンデスリーガ第26節でシャルケと対戦し、4-0の快勝を収めた。再開初戦で迎えた大一番“レヴィア・ダービー”で白星を飾ったが、英メディアは「ガラ空きの“黄色の壁”に敬意を表明」と見出しを打ち、試合後に選手たちが示したジェスチャーに注目を寄せている。
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新型コロナウイルスの蔓延により欧州各国のリーグ戦は中断を余儀なくされていたが、ドイツのブンデスリーガは主要リーグのなかでもいち早く再開が決定。約2カ月ぶりのリーグ戦では無観客試合の措置が取られた。ドルトムントは再開初戦で宿敵シャルケとの“レヴィア・ダービー”を、本拠地ジグナル・イドゥナ・パルクで迎えた。
試合は前半29分、右サイドを突破したベルギー代表MFトルガン・アザールの高速クロスをノルウェー代表FWアーリング・ブラウト・ハーランドが押し込んで先制。これがブンデス再開後の第1号となった。その後ドルトムントは前半45分、後半3分、同18分に加点し、伝統のダービーマッチで圧勝を収めた。
そんななか、英メディア「スポーツ・バイブル」は、ドルトムントの選手たちによる試合後のジェスチャーに注目。「ドルトムントは底抜けに愉快な拍手を送り、ガラ空きの“黄色の壁”に敬意を表明」と見出しを打ち、無観客試合でも選手たちが試合終了後にホーム側のゴール裏スタンドへ挨拶に行った様子を取り上げている。
同メディアは「ドルトムントの選手たちは試合後、いつもの伝統を継続し、誰も座っていないのに、拍手する振る舞いを見せた。ネット上のファンもこれに反応し、素晴らしいショーとして受け取った」と説明している。
2万人以上のファンが形成するジグナル・イドゥナ・パルクの“黄色い壁”と言えば、全世界でも屈指の迫力を誇ることで知られているが、無観客でも確かな存在感がそこにあるようだ。