宿敵に勝利も… ドルトムント監督、無観客下の“圧勝劇”に本音吐露「ファンが恋しいよ」
ファブレ監督、「レヴィア・ダービー」勝利に選手称賛も…試合の雰囲気に違和感
ドルトムントはブンデスリーガ再開初戦となった16日のシャルケ戦で4-0と快勝したが、その勝利はどこか虚しさが残るものになったようだ。指揮官のルシアン・ファブレ監督は「ゴールが決まっても何も起こらなかった。とても奇妙な感じだった」と、無観客で行われた試合に対する本音を明かしている。英紙「デイリー・メール」が報じた。
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普段なら満員のドルトムントファンが黄色い壁を作り出すスタンドは空っぽで、選手や監督の声がこだまするジグナル・イドゥナ・パルクで約2カ月ぶりにリーグ戦が行われた。
宿敵シャルケとの「レヴィア・ダービー」に臨んだドルトムントは、前半29分にノルウェー代表FWアーリング・ブラウト・ハーランドが右クロスを左足で上手く流し込んで先制。さらにポルトガル代表DFラファエル・ゲレイロの2得点とベルギー代表MFトルガン・アザールの得点で引き離し、4得点のゴールラッシュで圧勝。首位バイエルン・ミュンヘンとの勝ち点差を暫定的ながら1ポイントに縮めた。
再開初戦で白星を飾ったドルトムントだが、チームを率いるファブレ監督は奇妙な試合だったと振り返っている。サポーターのいない空っぽのスタジアムでの試合は、普段とは異なる感情を引き起こすことになったようだ。
「シュートを打っても、パスが通っても、ゴールが決まっても何も起こらなかった。とても、とても奇妙な感じだった。ファンが恋しいよ。
普段とは全く異なるゲームだった。どれだけ良いものだったかをジャッジするのは難しい。プランどおりにコミットできなかったように感じた。選手たちは自分たちのタスクに集中していた」
試合の雰囲気には違和感を覚えていた一方で、ファブレ監督は選手たちのパフォーマンスを高く評価しており、「シャルケ相手の4-0は素晴らしい。守備も含め、鍵になったのはチームが一つになってプレーしたこと。スペシャルだった」と称賛の言葉を並べていた。