キャプテン翼級の衝撃“ツインシュート”、プレミア公式が再脚光 「現実世界の翼と岬」
2016-17シーズンの開幕戦で生まれた衝撃の一撃
プレミアリーグは新型コロナウイルスの影響により3月中旬から中断しており、現在は6月再開を目指していると報じられている。そうしたなかプレミア公式インスタグラムは、「ダブルオーバーヘッドキック」と綴り1本の動画を公開。2016-17シーズンの開幕戦で生まれた漫画級のワンシーンに再びスポットライトを当てると、ファンからは「翼と岬のよう」「信じられないゴール」など驚きの声が上がった。
伝説の“ツインシュート”が生まれたのは、2016-17シーズン開幕戦のハル・シティ対レスター・シティ戦(2-1)だ。レスターに在籍していた日本代表FW岡崎慎司(現ウエスカ)も後半から途中出場した試合、スペクタクルなゴールが生まれたのは0-0で迎えた前半アディショナルタイム1分だった。
左CKを獲得したハル・シティは、MFロバート・スノッドグラス(現ウェストハム)が左足でゴール前にクロスを送る。ニアサイドに飛び込んだDFカーティス・デイビス(現ダービー)が頭で合わせたシュートは、相手GKキャスパー・シュマイケルの好セーブに遭うも、ボールはファーポスト付近で高くバウンドした。これにFWアダマ・ディオマンデ(現ロサンゼルスFC)とFWアベル・エルナンデス(現アル・アハリ)が反応。同時に宙を舞うと、偶然にも同じタイミングでオーバーヘッドキックを繰り出し、強烈な一撃がクロスバーをかすめてゴールに突き刺さった。ゴール後、歓喜した両者だが公式記録では右足を振り抜いたディオマンデの得点となり、左足で合わせたエルナンデスはアシストとなった。
このプレミアの舞台で生まれた“オーバーヘッドツインシュート”は、当時も大きな話題となり、伊紙「ガゼッタ・デロ・スポルト」は「まるでキャプテン翼のゴール。1980年代と90年代に世界を魅了した日本のアニメでしか成し得ないようなゴールだ」と報じていた。その衝撃度は3年9カ月の歳月が流れた今も変わらないようで、プレミア公式インスタグラムがこの動画を公開すると、コメント欄にはファンから「現実世界の翼と岬」「誰がゴールしたんだ!」「信じられないゴール」「翼と岬のよう」「魔法」「もしメッシとロナウドがこれをしたら…」など驚きの声が多く寄せられていた。
世界的な人気サッカー漫画「キャプテン翼」の名シーンを再現したような“オーバーヘッドツインシュート”だけに、今後も長く語り継がれていくことになりそうだ。