「ハグが許可されない理由は?」 ファルカオ、得点後の“ソーシャルディスタンス”に疑問

再開後のブンデスで得点を距離を取って喜ぶドルトムントFWハーランド(中央)【写真:Getty Images】
再開後のブンデスで得点を距離を取って喜ぶドルトムントFWハーランド(中央)【写真:Getty Images】

ブンデス再開、“新型コロナ後”を象徴するワンシーンにファルカオがSNSで見解

 現地時間16日、ドイツ・ブンデスリーガがヨーロッパ各国のトップリーグでいち早く再開の時を迎えた。6試合が行われたなか、ドルトムント対シャルケの“レヴィア・ダービー”では次世代のスーパースター候補であるノルウェー代表FWアーリング・ブラウト・ハーランドが再開後初ゴールを叩き込むなどドルトムントが4-0の快勝を飾ったが、こうした試合のワンシーンに違和感を感じたと表明しているのが、コロンビア代表FWラダメル・ファルカオ(ガラタサライ)だ。

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 無観客試合で行われた一戦で、ピッチ上に最初の歓喜が起きたのは前半29分のこと。ドルトムントのスピーディーなコンビネーションからゴール前に走りこんだハーランドは、右サイドを抜け出したベルギー代表FWトルガン・アザールのクロスを、左足で巧みに合わせてゴール左隅にシュートを流し込んだ。

 このゴールにもちろんハーランドは大喜び……だが、その後の風景はこれまでのものとは確実に異なるものだった。コーナーフラッグ付近で喜びを露わにするハーランドに対して、チームメートは抱きつくことはせず、“ソーシャルディスタンス”を取っていたのだ。

 新型コロナウイルス感染拡大後の世界を象徴するようなワンシーンだが、これに疑問を呈したのがファルカオだ。自身の公式ツイッターで、このように発信している。

「フットボールの復活を見て、僕に疑問が思い浮かんだ。ゴール後のハグが許可されないテクニカルな理由があるのだろうか? 試合を通じて、僕たちは常に“密接”状態にある。コーナーキックなら自分に密着してディフェンダーがいるのだから。そういった障壁という意味で、彼らはみんな一緒なのだから」

 球際のプレーなど、サッカーの局面において離れた距離を常に取ることは難しい。だからこそ、ゴール後の歓喜だけ特別にする必要はないのではないか。もちろんハーランドらのゴール後の行動は世界に向けてメッセージ性のあるものだったが、ファルカオとしては現役ストライカーの1人として、一つの意見を発信したかったのだろう。

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