ブラジルトリオ爆買いの余波か!? 江蘇蘇寧から日本人FWエスクデロが退団発表
2008年北京五輪代表候補のアタッカー
この冬の移籍市場でチェルシーからブラジル代表MFラミレス、シャフタール・ドネツクからMFアレックス・テイシェイラ、UAEアル・シャバブからFWジョーとセレソン級の名手の“爆買い”を進めている中国1部の江蘇蘇寧だが、ビッグネーム獲得の煽りを受けてクラブから押し出される格好となった選手もいる。
昨季、江蘇蘇寧でプレーしたエスクデロ競飛王は、現在の中国でプレーする唯一の日本人選手だった。しかし、この大量補強のあおりを受けてのものなのか、13日未明に自身のツイッターを更新。江蘇との契約が終了したことを明かしている。1年間のプレーになったが、サポーターへの感謝の言葉をつづっている。
エスクデロは父が日本の浦和レッズでプレーした関係もあり、幼少期を日本で過ごした。一度アルゼンチンへ帰国したものの再来日。2005年に浦和ユースから16歳にしてトップ昇格し、プロ契約を結んだ。12年まで浦和でプレーした後は国外に活躍の場を求め、FCソウルでのプレーを経て昨季江蘇移籍を果たしていた。
07年に日本国籍を取得しているエスクデロは、小柄ながら爆発的なスピードとパワーを持つアタッカーで、08年には北京五輪の代表候補メンバーに選出されたこともある。今後も海外でのプレーを続けるのか、あるいはJリーグに復帰するのか注目される。
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サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
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