闘莉王が名古屋退団の真相を独占激白! 「自分は必要とされていなかった」
現役続行を明言「引退報道は真実ではない」 ブラジルからオファー
田中マルクス闘莉王は昨季限りで、6年間過ごした名古屋グランパスを退団することになった。現役引退やブラジルでの事業に本腰を入れるなど、去就に関して様々な報道があった闘将が単独インタビューに応じ、名古屋を去った理由、そして、現役続行への思いを激白した。
闘莉王はオフを過ごしたブラジルから一時帰国した。名古屋から1年間の契約延長のオファーを受けていたが、1月8日に自ら退団を申し入れた。そして、翌9日にクラブから正式発表された。
「オフの間はものすごく悩んだ。グランパスでもう1年頑張ろうと、自分の中ではその気持ちが一番強かった。それは事実。退団に際して(クラブの公式リリースで)出したコメントを改めて読み返すと、自分がブラジルでの自分の事業に専念する、サッカーをやめるというニュアンスを醸し出していたかもしれない。でも、それは真実ではない」
真夏のブラジルでオフを過ごした闘莉王は、表情に精悍さが増していた。身体も引き締まり、そのままキャンプインできそうな軽やかな所作を見せている。Jクラブのみならず、祖国ブラジルのクラブからもオファーが届いており、現役続行はすでに決心したようだ。
2010年に浦和レッズから移籍加入した名古屋への愛情も深まるなか、離別という決断を下した闘将はその理由を明かし始めた。