バルサ、試合風景が一変? “バーチャル観客”に守護神も賛同「ファンの存在を感じる」
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GKテア・シュテーゲン、コロナ禍で無観客試合を想定した対応案に言及
ヨーロッパ各国リーグが再開に向けて動いているなか、新型コロナウイルスの感染拡大前と確実に変わる風景がスタジアムの観客だ。当面は無観客試合が強いられるのが否めない状況だが、ラ・リーガ首位のバルセロナはスポンサーと手を組んだ“バーチャル観客”案を目論んでいるようだ。
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スペイン紙「ラ・バングァルディア」によると、6月中旬の再開を目指すリーガ・エスパニョーラにおいて無観客試合が想定されるなかで、バルサは本拠地カンプ・ノウにファンの熱狂が生まれない部分について懸念している。
そこでクラブの自動車スポンサー企業である「CUPRA」とともに「この試合にともに勝とう」キャンペーンを実施。ファンに向けて同企業のサイトにチームを励ます写真を送ってほしいと募集している。その撮影された写真は試合中、スタジアムの周りに設置されたLEDスクリーンに表示されるのだという。
ドイツではボルシアMGが顔つき写真をスタジアム内の席に置くなどの試みをしているが、バルサのアイデアについて同企業のアンバサダーを務め、バルサの守護神でもあるドイツ代表GKマルク=アンドレ・テア・シュテーゲンもこのように話している。
「この試みはファンの存在を感じることができるから素晴らしいよね。僕らはこの状況(無観客試合)に適応する必要がある一方で、ホームゲームに勝つための雰囲気を作り出すことができるよ」
カンプ・ノウは満員となれば約10万人が詰めかける世界最大級のスタジアムだけに、その迫力を生み出すまでには至らないかもしれない。それでも選手たちのモチベーション、そして会場に足を運べないファンの気持ちを少しでも一体化させようという試みであることは確かだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)