メッシ、新型コロナの“ある恩恵”を強調 「結果的に利益をもたらすかもしれない」
新型コロナでシーズン中断、負傷中だったFWスアレスが今季中に復帰の見通し
バルセロナのアルゼンチン代表FWリオネル・メッシは、新型コロナウイルスの感染拡大による中断期間はチームに恩恵をもたらすかもしれないとスペイン地元紙「スポルト」に語った。負傷中だったウルグアイ代表FWルイス・スアレスがこの中断期間に復帰できることを理由に挙げている。
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リーガ・エスパニョーラは、新型コロナウイルスのパンデミックが宣言された3月中旬からすでに2カ月以上の中断が続いている。スペインでは6月20日に再開する可能性が伝えられるなど、シーズン完了に向けて議論が重ねられている。
バルセロナは中断時点で2位レアル・マドリードに2ポイント差をつけて首位に立っていたが、調子は良好というわけではなかった。そこでメッシは、このシーズンの中断はクラブにとってプラスに働く可能性があるとの見解を示している。
「この中断は結果的に我々に利益をもたらすかもしれないが、まずはコンペティションが再開できるのかどうかを待ってみよう。それから我々がどの程度のレベルなのか、そして再開後にどこまで行けるのかが分かるだろう」
メッシがこうした楽観的な考えを持っている大きな理由の一つが、スアレスの存在だと記事では指摘されている。メッシとともに攻撃陣を牽引するストライカーは右膝半月板を損傷し、1月12日に手術を受けて戦線離脱。全治4カ月と伝えられ、当初の予定ではシーズン絶望とも見られていた。バルセロナは冬の移籍マーケットで、スアレスの代役となるデンマーク代表FWマルティン・ブライトバイテを緊急補強していた。
しかし、2カ月間の中断でシーズンが後ろ倒しになったことで、スアレスが今季中に復帰できる見通しとなった。再開後にリーガとUEFAチャンピオンズリーグの両方のタイトルを狙うバルサ、そしてピッチ上で抜群のコンビネーションを築くメッシにとっては何よりの朗報と言えそうだ。