ローマ「21世紀ベスト11」、伊メディア選考に優勝監督カペッロが異論「私なら…」
伊メディアが最強メンバーを選定、名将カペッロが一部人選に「同意しない」
イタリア・セリエAのローマは2000-01シーズンにリーグ優勝を果たしたが、イタリアのサッカー専門メディア「カルチョメルカート・コム」は21世紀のローマベストイレブンを選出した。そのリーグ優勝監督であるファビオ・カペッロ氏がインタビューに応じ、その選定のいくつかのポジションに異論を唱えたうえで、選手たちのエピソードも明かしている。
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「カルチョメルカート・コム」が選出したベストイレブンは、ブラジル代表GKアリソン・ベッカー、最終ラインは右から元ブラジル代表DFカフー、ギリシャ代表DFコスタス・マノラス、元アルゼンチン代表DFワルテル・サムエル、元フランス代表DFヴァンサン・カンデラの4人が並ぶ。
3ボランチはボスニア・ヘルツェゴビナ代表MFミラレム・ピアニッチ、元イタリア代表MFダニエレ・デ・ロッシ、元ベルギー代表MFラジャ・ナインゴラン。そしてトップ下に、元イタリア代表FWフランチェスコ・トッティが入る。2トップは元アルゼンチン代表FWガブリエル・バティストゥータ、ボスニア・ヘルツェゴビナ代表FWエディン・ジェコのコンビだった。
カペッロ氏がまず異論を唱えたのはセンターバックだ。マノラスの選出について「同意しない。私ならアウダイールを選ぶ」と、優勝に貢献した元ブラジル代表DFについて話した。
名伯楽は「アウダイールはスピードもテクニックもあり、ピッチ上でどうプレーすれば良いのか、すべてを理解していた。しかし、1試合の中で必ず一つミスをする。これはマルディーニも同じだったね。それを自分でカバーすることもあるけど、毎試合のことだった」と、ACミラン時代に指導した元イタリア代表DFパオロ・マルディーニ氏と似た特徴があったと話した。
また、サムエルについては「彼がアルゼンチンのリーグ戦にうんざりしている時にクラブが連れてきた。粗削りだったけどポテンシャルは絶大だったね」と話し、カフーには「サッカー史上を見ても最高クラスのサイドバックだ」と絶賛。カンデラに対しては「私のチームでは多くの役割を与えたが、大きな武器になる選手だった」という言葉を残している。