チェルシー、伊代表MFジョルジーニョをユベントスに売却? 恩師サッリが獲得熱望
ユベントスのサッリ監督が愛弟子ジョルジーニョの獲得を望む
チェルシーはクラブに所属しているイタリア代表MFジョルジーニョを、マウリツィオ・サッリ前監督の率いるユベントスへ売却するか、判断に迫られているという。英メディア「フットボールロンドン」が報じている。
本来、チェルシーは主力の売却を考える以上に、プレミアリーグの優勝争いをするために、どうチームを強化していくかを考えるチームだ。だが、新たな選手を連れてくるためには、現在所属しているスター選手たちが道を作る必要がある。
フランク・ランパード監督と彼のスタッフにとって、今夏の悩みの種はジョルジーニョの処遇だ。彼は今後もクラブの主力となるのか。それとも、売却することで新たな選手を獲得する資金と起用する場所を作るべきなのか。
ユベントスのサッリ監督は、ナポリ時代、チェルシー時代に続き、現在指揮を執っているユベントスにもジョルジーニョを呼び寄せたい考えがあるという。多くのビッグクラブにとっては良い選手を保持し続ける決断をするのは簡単だ。だが、2年前にチェルシーに加入したジョルジーニョの場合は、事情が変わってくる。彼はサッリ監督のスタイルの象徴的な選手であり、ファンからは受け入れられない時期もあった。
それでもランパード監督の体制になってからも、レギュラーの座をつかんだジョルジーニョは、負傷も少なく、出場停止時以外はほぼ欠場することがない。監督にとっては非常に計算しやすい選手だ。
だが、アグレッシブであり、勇敢であり、面白みも求めるランパード監督にとって、それが十分とは言えないかもしれない。2019-20シーズン、チェルシーの最高の選手はクロアチア代表MFマテオ・コバチッチであり、彼はボールを奪い、ボールを運び、創造性を持ち、味方のプレッシャーを軽減させた。それらすべてを1人でやってのけたのだ。このことからランパード監督は学び、来季以降は、よりエネルギッシュなオールラウンダーを重宝すると考えられている。