「獲得発表の寸前で…」 元ユナイテッドMFが証言…ロナウジーニョ加入“破談”の舞台裏
ロナウジーニョのマンU入りは幻に…元イングランド代表MFスコールズ氏が当時を回想
かつてマンチェスター・ユナイテッドでプレーした元イングランド代表MFポール・スコールズ氏が、過去に同クラブが元ブラジル代表FWロナウジーニョの獲得に迫っていた事実を明かした。英紙「マンチェスター・イブニングニュース」が伝えている。
ユナイテッドは2003年夏、元イングランド代表MFデイビッド・ベッカムをレアル・マドリードへ放出。当時パリ・サンジェルマン(PSG)に所属していたロナウジーニョはその代わりとして“赤い悪魔”に加入するはずだったが、最終的にはバルセロナに移籍を果たした。
スコールズ氏が英公共放送「BBC」に明かしたところによると、当時ユナイテッドを率いていたサー・アレックス・ファーガソン監督がロナウジーニョを説得し、クラブも獲得を発表する準備ができていたという。
「2人か3人の選手が加入するはずだったのを覚えているよ。そのなかでも突出していたのはロナウジーニョだ。何年のことだったかは覚えてないが、監督は間違いなく彼をゲットしたと思っていた。彼はプレシーズンにはいなかったが、私たちは彼の獲得を発表する寸前で背番号も与えるはずだった。しかし、最後の最後に考えを変えてバルセロナと契約したんだ」
土壇場で“方向転換”が起きていた当時の舞台裏に言及したスコールズ氏は、さらに「私たちは全員がワクワクしていたよ。“あの”ロナウジーニョだからね! 確かPSGから来るはずだったと思う。彼と一緒にプレーできると思っていたし、何か特別なものをもたらしてくれると思っていた」と回想している。
ロナウジーニョはバルセロナ加入後、5シーズンの在籍期間中にリーグ優勝2回、UEFAチャンピオンズリーグ優勝1回を経験。2005年にはバロンドールに輝くなど栄華を極めた。
そんなロナウジーニョとチームメートになれなかったことについて、スコールズ氏は「残念だったよ」と振り返っている。それでも「素晴らしい選手たちとともにプレーできて幸運だった。(移籍が実現していたら)、彼も一緒にプレーしたなかで信じられないほど素晴らしい選手の1人になっただろうが、実現しなかっただけだ」と語り、黄金期のユナイテッドを長年支えた1人として、ロナウジーニョとの共闘に固執する様子は見せなかった。
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(FOOTBALL ZONE編集部)