PSG、”81億円”イカルディ買取へインテルと値下げ交渉へ 伊紙「問題は解決するだろう」

インテルからPSGに期限移籍中のFWマウロ・イカルディ【写真:Getty Images】
インテルからPSGに期限移籍中のFWマウロ・イカルディ【写真:Getty Images】

インテルは値下げに応じる考えはないものの、他の選手を含めることは許容

 フランス王者パリ・サンジェルマン(PSG)は、イタリア・セリエAのインテルから期限付き移籍中のアルゼンチン代表FWマウロ・イカルディの買い取りオプション行使の意志を持つものの、現在の世界中を包む新型コロナウイルスの影響による減収もあり“値切り”交渉を行うという。イタリア紙「ガゼッタ・デロ・スポルト」が報じている。

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 イカルディは昨季にインテルでキャプテンを務めてシーズンをスタートしたものの、半ばを過ぎた時期に契約延長を巡ってクラブと対立。妻で代理人のワンダ・ナラ氏がSNSでクラブ批判を展開して大炎上したことも相まって、キャプテンの座をはく奪された上に今季開幕前のオフシーズンにはクラブから公式に“戦力外”を宣言された。それでも移籍金の減額と国内移籍に応じない構えを見せたインテルを前に、イカルディ夫妻はあくまでもイタリア残留を望み、移籍市場最終日にようやくPSG行きが決まった。

 そのPSGではコンスタントにゴールを決めていることで、強化責任者を務める元ブラジル代表レオナルド氏はイカルディの買い取りを行う意志があるという。しかし、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて世界的に原油価格が下落していることもあり、カタール資本を背景に持つPSGも例年通りの大盤振る舞いとはいかない模様だ。そこで、レオナルド氏は7000万ユーロ(約81億円)とされる買い取り金額の減額を持ちかけているという。

 インテルとPSGの間では、5月31日を交渉のデッドラインと定めているという。インテルは値下げに応じる考えはないものの、交渉に他の選手を含めることは許容する構えだという。そして「PSGが本気でイカルディを欲しがるのならば問題は解決するだろう」として、交渉の落としどころは見つかるという見通しを示した。

 一部ではイタリアへの復帰を望むともされるイカルディだが、PSGとレオナルド氏の本気度次第で交渉の進展が決まりそうな情勢だ。

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(FOOTBALL ZONE編集部)



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