ブンデス、コロナ禍で“再中断”時は下位2チームが降格か 再開前にリーグ側が通達と独紙報道
16日から無観客試合で再開予定、スタジアムに入れる関係者は「98人」に制限
16日からの再開が予定されているブンデスリーガに関して、ドイツサッカーリーグ機構(DFL)が異例とも言えるいくつかの特別ルールを各クラブに課す意向であることが分かった。ドイツ紙「ビルト」が報じている。
【PR】学生向けのお得プランが新登場!ABEMA de DAZN 学割キャンペーン、通常年額の半額でAFCアジア予選・日本代表戦、欧州リーグなどが視聴可能に
一つ目の特別ルールは、スタジアムへの入場制限だ。「ビルト」紙によると、試合が行われるスタジアムへの入場は、両チームの選手20人ずつ、審判団5人、ボールパーソン4人、ホームチーム側の関係者8人とアウェーチーム側の関係者4人の計61人のほかに、中継を担当するメディア関係者や警備員など37人を合わせた98人だけが許可され、ドイツ代表のヨアヒム・レーブ監督をはじめとした代表チームスタッフの視察も認められない。この入場制限は、すでに文書で全クラブに通達されているという。
さらに同紙は、DFLが14日に予定されている1部と2部の所属クラブを対象にした臨時総会の席上で、リーグ戦再開後に新型コロナウイルスの感染拡大が起きるなどして再度の中断を余儀なくされた場合、その時点での下位2チームが降格となることを伝える意向であるとも伝えている。再中断時に各クラブの消化試合数が違う場合は、1試合ごとの勝ち点の平均獲得数を算出し、その数値の下位2チームを降格させるという。
ブンデスリーガは中断前の時点で、パーダーボルンとともに日本代表FW大迫勇也の所属するブレーメンが降格圏にいる。17位のブレーメン(24試合消化)と16位デュッセルドルフ(25試合消化)との勝ち点差は4で、ブレーメンは18日にホームで5位レバークーゼンとの対戦が予定されている。リーグ戦再中断の可能性を考えれば一刻も早く降格圏を脱出する必要があり、ブレーメンにとっては再開直後から負けられない試合が続くことになりそうだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)