マンチェスター・UのMF香川が古巣ドルトムントに期限付き移籍へ

新背番号「7」に心酔する指揮官

 マンチェスター・UのMF香川真司が、古巣ドイツ強豪ボルシア・ドルトムントに期限付き移籍で復帰する可能性が高まった。英地元紙「インディペンデント」が「アンヘル・ディマリアの到来で、ファン・ハールはチームを切り裂く準備」と報じた。

 ルイス・ファン・ハール監督は、マンチェスター・Uのプレミア制覇の可能性に対して「ミラクルが必要」と認めた。そして、英国史上最高額で獲得したディマリアの加入会見では、救世主とあがめるようにこう語った。

「ミラクルを起こすために仕事をしなければいけない。そして、彼はそのことを理解している」

 ジョージ・ベスト、デイビッド・ベッカム、クリスティアーノ・ロナウドらスターが背負った7番に対する期待が高まる一方、日本人プレーメーカーは名門からの移籍に歩みを進めている。

 現在、香川は2010年から12年夏まで在籍し、まばゆいまでの輝きを放ったドルトムント復帰の可能性が高まっている。記事では「現在、シンジ・カガワをボルシア・ドルトムントに期限付きで復帰させることが起こりうる」と伝えている。

 香川は今季初先発を果たしたリーグ杯3部MKドンズ戦で、相手選手と接触して頭を強打した。軽度の脳振とうで前半20分に途中交代。香川の不運なアクシデントもあったが、想定外の0-4の大差で敗れ、ファン・ハール監督が控え組に対する信頼を捨てた可能性は高い。

 すでに回復し、マンチェスター・Uの練習に参加しているという香川だが、今夏の移籍市場の閉幕は迫っている。メディカルチェックなどで、緊急渡独する可能性は極めて高くなっている。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

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