「残酷なヒール弾」 韓国人FW、開幕戦のゴラッソ反響拡大「プスカシュ賞にノミネート」

Kリーグ開幕戦での江原FCのFWチョ・ジェワンのヒールシュートに注目(写真はイメージです)【写真:Getty Images】
Kリーグ開幕戦での江原FCのFWチョ・ジェワンのヒールシュートに注目(写真はイメージです)【写真:Getty Images】

江原FWチョ・ジェワンの決勝弾が世界で注目 「残酷なヒール弾」

 新型コロナウイルスの影響により、世界各国のリーグが活動休止を余儀なくされている。韓国のKリーグも延期の措置が取られていたが、8日に無観客試合で開幕戦が行われた。そんななか、韓国人ストライカーが決めた華麗な“回転ヒール弾”の反響が世界で拡大している。

 Kリーグは2月末に開幕を予定していたものの、新型コロナウイルスの感染拡大により延期の措置が取られチームも活動休止。その後韓国は新規感染者数が抑えられたため、無観客を条件に2カ月以上遅れて5月8日に開幕した。

 江原FCは10日にホームでFCソウルとの開幕戦を迎え、前半36分に先制点を奪われる苦しい展開となったが、後半7分に同点弾を奪う。そして1-1で迎えた同40分、見事なゴラッソによる逆転弾が生まれる。

 江原はロングフィードを左サイドに放り込むと、大きな展開から中央に低めの鋭いクロスが供給される。FWチョ・ジェワンはゴール前のスペースに走り込んだものの、クロスが自身の後方に飛んだため難しい体勢でボールを受けることになる。それでも、咄嗟に体を回転させ左足のヒールで合わせると、相手GKの意表を突いたシュートはゴール右隅へと流れ込んだ。江原はその1分後にも追加点を決め、3-1で勝利している。

 チームを勝利に導く決勝弾となったが、チョ・ジェワンのゴラッソは世界で反響が拡大している。チリメディア「RedGol」は「チョ・ジェワンは残酷なヒール弾を決め、すでにプスカシュ賞にノミネートされた」と見出しを打ち取り上げている。

 また、「少しずつ世界でも活動が再開され始め、韓国はパンデミックを抑制した後、秩序を設けた開幕戦で、このスポーツがいかに素晴らしいものだったかを思い出させた」と綴っている。いち早くリーグ戦をスタートさせたKリーグは世界から注目を集めたが、チョ・ジェワンのスーパーゴールがファンに高揚感をもたらしたのは間違いないだろう。

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