日本で「非現実的なスタートを迎えた」 チェルシーMFの“異様な船出”に英紙注目
今季加入のMFプリシッチ、チェルシーでのデビュー戦を回想 「僕がバスに乗っても…」
アメリカ代表MFクリスティアン・プリシッチは今季からチェルシーに加入し、プレミアリーグ初挑戦のシーズンに臨んでいるが、英メディアは「プリシッチはチェルシーで“非現実的”な船出を迎えた」と取り上げ、日本での“異様なスタート”に注目している。
ドルトムントの下部組織で研鑽を積んだプリシッチは、2016年に当時トップチームを率いていたトーマス・トゥヘル監督(現パリ・サンジェルマン監督)の下、17歳の若さでプロデビューを果たし、瞬く間に主力へと飛躍した。その後19年1月にチェルシーへと完全移籍したが、シーズン終了までの半年間、ドルトムントにレンタル契約でとどまり、今季から正式にチェルシーへと加わった。
そんななか、英紙「ザ・サン」は「チェルシーで異様な船出」と見出しを打ち、チェルシーのデビューでは「プリシッチが非現実的なスタートを迎えた」と取り上げている。チェルシーは昨夏プレシーズンを日本で過ごしたが、アメリカ代表の一員としてゴールドカップに出場していたプリシッチは一足遅い合流となっていた。
プリシッチは当時について、元アメリカ代表MFジャーメイン・ジョーンズ氏がホスト役を務めるYouTubeチャンネル「13&Me Podcast」内で、「チームはすでに日本でプレシーズンを開始していたため、文字通り1人で来日した。ホテルに直行し、そのままトレーニングだったので、疲れていたし緊張もした。チームメートたちが時差ボケ状態で、僕がバスに乗っても誰も自分に気づいていなかった」と振り返っている。
無事にチームへ合流したプリシッチは、昨年7月19日に行われた「明治安田生命Jリーグワールドチャレンジ」の川崎フロンターレ戦(0-1)に後半途中から出場。チェルシーでの記念すべきデビューを迎えたが、期待のトッププレーヤーが1人で来日し、日本でデビューするというのはこれまでにないケースと言えるかもしれない。
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(FOOTBALL ZONE編集部)