Kリーグ開幕戦で「イブラな一撃」 韓国人FWの“回転ヒール弾”に海外注目「意図しては…」
江原FWチョ・ジェワンが決めた華麗な決勝弾「イブラヒモビッチのスタイルに似たゴール」
新型コロナウイルスの影響により、世界各国のリーグが活動休止を余儀なくされている。韓国のKリーグも延期の措置が取られていたが、8日に無観客試合で開幕戦を消化した。そんななか、韓国人ストライカーが決めた華麗な“回転ヒール弾”に海外メディアが注目している。
Jリーグを含め、世界各国のリーグが新型コロナウイルスの蔓延により中断を強いられている。Kリーグは2月末に開幕する予定だったものの、感染拡大を防止するため活動を休止。しかし、一定の沈静化が確認できたことから、2カ月以上もの月日を経て、5月8日に開幕戦が開催された。
江原FCはFCソウルとの開幕戦を迎え、前半32分に先制点を与える苦しい展開となったが、後半7分に同点弾を奪うと、1-1で迎えた同40分に圧巻の逆転ゴールが生まれる。
江原はロングフィードを左サイドに放り込むと、大きな展開から中央に低めの鋭いクロスが供給される。FWチョ・ジェワンはゴール前のスペースに走り込んだものの、ボールがマイナス気味となってしまったため、難しい体勢でボールを受けることになる。それでも、咄嗟に体を回転させ左足のヒールで合わせると、相手GKの意表を突いたシュートはゴール右隅へと流れ込んだ。その後も追加点を決め、江原は3-1で勝利を収めている。
決勝点にもなったチョ・ジェワンのスーパーゴールに海外メディアも注目。ブラジルメディア「UOL」は「韓国のストライカーがイブラヒモビッチな一撃を決めた」と見出しを打ち、「意図してはいないが、イブラヒモビッチのスタイルに似たゴールを決めた」と紹介している。コロナ禍での開幕戦ということもあり、世界からも注目を浴びる試合となったが、見事なゴールでアピールに成功した。
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