ベンゼマ、大一番での“魔法”ドリブルに再脚光 「信じられないスキル」とファン絶賛
2016-17シーズンのCL準決勝アトレティコ戦で3人のDFを翻ろうするドリブルを披露
レアル・マドリードの元フランス代表FWカリム・ベンゼマは、10年以上にわたってセンターフォワードとしてチームを支え続けている。クラブ公式SNSは、そんなエースが3年前に見せた美技を回顧。「ベンゼマの魔法」と紹介し、反響を集めている。
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ベンゼマは2009年夏に母国のリヨンからレアルに加入。以降の10シーズン中8シーズンでリーグ戦二桁得点を記録し、11年目の今季もここまで26試合14得点と結果を残してきた。
個人としてもチームとしても“ハイライト”と言うべきは、2015-16シーズンからのUEFAチャンピオンズリーグ(CL)3連覇だろう。ベンゼマはポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウド(現ユベントス)、ウェールズ代表FWギャレス・ベイルと組む通称「BBC」の一員として活躍し、前人未到の偉業を達成した。
今回レアル公式ツイッターが「3年前の今日、ベンゼマの魔法!」と綴ってピックアップしたのは、2連覇を成し遂げた2016-17シーズンの準決勝第2戦だ。この時レアルが対戦したのは、地元のライバルであるアトレティコ・マドリード。大一番でのダービーマッチとなっている。
第1戦を3-0で制していたレアルだが、敵地での第2戦は前半16分までに2点のリードを許す苦しい展開に。3点目を奪われれば延長戦に突入する可能性もあるなか、チームを救う一撃を演出したのがベンゼマだった。
左サイドの深い位置でボールを受けると、華麗なターンでゴール方向に向き直る。アトレティコは3人で対応にあたったが、ベンゼマは柔らかなダブルタッチを繰り返して翻ろう。最後はタッチライン際を見事に突破し、マイナスのボールを送った。ドイツ代表MFトニ・クロースのシュートはGKに阻まれたものの、こぼれ球をスペイン代表MFイスコが押し込み、決勝進出を手繰り寄せる貴重なアウェーゴールとなった。
投稿の返信欄では「信じられないスキル」「本当に驚かされた」「彼こそベストストライカー」「伝説の魔法使い」「世界一賢いFW」「完璧なストライカーだ」とファンからの称賛が寄せられいた。単なる点取り屋に収まらないスキルは、多くの人々を魅了している。
昨年12月に32歳となったベンゼマだが、今季は衰えるどころか昨季よりも好調なプレーを見せていた。シーズンが再開を迎えた際には、そのプレーにも改めて注目したいところだ。