INACがコロナ禍で活動休止の先陣を切れたワケ 安本社長が明かす“2人のキーマン”
INACはソーシャルディスタンスを確保すべく、「全席指定」「収容数50%以下」を視野
仮にリーグ開幕の目途が立ったとして、安本社長は選手たちの準備期間に「最低1カ月は欲しい」と考えているという。運営面を含めて他クラブから相談があるという安本社長が頭に描く今後のビジョンとは――。
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「18週連続の試合に耐えうる怪我をしないコンディション作りのためには、女子サッカー界では1カ月は必要でしょう。7月開幕としたら、6月からもう一度キャンプ、あるいはそれに近い形の練習をどのクラブもしっかりとやって準備しないといけない。動員に関して言えば、新型コロナウイルスの影響で『来るな来るな』の状況でしたら、無観客試合のほうがいいと思います。7月は無観客でYouTubeなどを使って試合をオンラインでも見れるようにして、8月くらいに落ち着いたらお客さんを入れる。うちはお客さんとお客さんの距離を取るために、全席指定で考えています。J1が収容数50%以下を目指すという話でしたが、あれと同じことをやろうかなと。経営に関するビジネスも今後変わるかもしれません」
INACはなでしこリーグ、女子サッカー界の発展をリードする存在でありたい――。安本社長の言葉からは随所にそんな思いが感じられた。
※取材はビデオ会議アプリ「Zoom」を使用して実施。
(FOOTBALL ZONE編集部・小田智史 / Tomofumi Oda)