モナコMFセスク、仏リーグ打ち切りに独自見解 「決定は少し早すぎたかもしれない」
フランス政府が9月まで全スポーツイベント開催中止を決定のため、リーグ再開を断念
新型コロナウイルスの世界的流行の影響により、フランスではプロサッカーリーグのシーズン中断を決定した。ASモナコに所属するスペイン代表MFセスク・ファブレガスは中止の決断は早過ぎたと持論を展開している。
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フランスでは政府が9月まですべてのスポーツイベント開催中止を決定。これに伴い、サッカーのリーグ戦も再開を断念せざるを得なくなり、4月30日にはシーズン途中での打ち切りが決まった。
順位については、中止時点での1試合当たりの平均獲得勝ち点数で決められることになり、首位を走っていたパリ・サンジェルマンの3連覇が確定した。
ASモナコでプレーするセスクは衛星放送「ビーイン・スポーツ」に対し、中止に関する見解を述べている。リーグの決定を尊重したうえで、時期尚早だったのでは、との見解を示している。
「彼らは大きな決断をした。それを選んだ理由も理解できる。でも、ビッグリーグの多くが再開の実現に向けて動いていることを考えると、(中止の決定は)少し早過ぎたかもしれない」
セスクは家族やサポーターなど人々の安全が最重要であることを強調したうえで、感染リスクの低い個別トレーニングから始めて、徐々に進んでいけば良かったのではないかと語っている。
無念の思いを抱えた一方で、セスクはこの危機を乗り越えて、明るい未来を迎えたいと前向きな思いを口にしている。
「簡単なことではなく、誰かが決断を下す必要があることは理解しているよ。僕らは彼らの言うことに従うだけだ。プロ選手としても、一個人としても難しい時だけど、ここを持ちこたえれば、すべてが上手くいく未来がやってくるだろう」
新型コロナウイルスの感染拡大は夏の移籍市場や来季の開幕にも大きな影響を及ぼすことが予想される。早々に中止が決まったフランスでは来季の開幕を無事に迎えることができるだろうか。
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(FOOTBALL ZONE編集部)