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バルサ伝説のレフティーがネイマールの残留を予想 「2人目のユダにはならない」
ゴタゴタ続きのブラジルのエース
バルセロナのブラジル代表FWネイマールは、脱税容疑の影響などでレアル・マドリード移籍の可能性も浮上している。だが、バルサの伝説のレフティーは、スペイン地元ラジオ局「エスポルト・コペ」で、「ユダ2号にはならない」と残留を予想している。
ピッチ上で強烈な輝きを放つネイマールだが、その周辺は慌ただしさを増している。ブラジル強豪サントスからバルセロナへ移籍した際の移籍金を巡る脱税疑惑で、ブラジルで資産を差し押さえられ、スペインで法廷への出廷を命じられた。
父親のネイマール・シニアさんが、息子に法廷で フットボール史上最高額の250億円のオファーが届いていることを暴露して契約延長交渉も進まず、ゴタゴタが続いている。
そんな中、ヨハン・クライフ監督が率いたドリームチームと呼ばれた時代のスターで、元ブルガリア代表FWフリスト・ストイチコフ氏はネイマールの残留を信じて疑わない様子だ。
「彼はバルサのユニホームを着てバロンドールを獲得すると思う。彼はもう1人のユダにはならない。彼は賢い男だ。彼はここが彼のクラブだということを理解している」
1994年にバロンドールを獲得し、バルサに欧州チャンピオンズカップ(現CL)や国内タイトル獲得に貢献した、かつてのエースはそう語った。“ユダ”とは2000年にバルセロナからレアルに移籍した元ポルトガル代表FWルイス・ フィーゴのことだ。バルサへの忠誠を口にしながらレアルに移籍し、バルセロナ市内に経営していた日本料理屋は憤怒のサポーターにより打ち壊され、カンプノウで行われたクラシコではスタンドから豚の頭が投げつけられた。
大きな物議を醸したフィーゴのような“裏切り者2号”にはネイマールはならないと、レジェンドは主張している。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images