コロナ危機で光る日本の“団結力” ブラジル人監督も驚嘆「改善されるはずだ」

J1柏レイソルのネルシーニョ監督【写真:Getty Images】
J1柏レイソルのネルシーニョ監督【写真:Getty Images】

J1柏のネルシーニョ監督、感染急増からの回復ぶりに言及「今では安全になってきた」

 J1柏レイソルを率いるブラジル人のネルシーニョ監督は、新型コロナウイルス騒動のなかで光る日本の一致団結ぶりを受けて、コロナ禍は「5月末までにすべて改善されるはずだ」と語っている。「ヤフースポーツ」ブラジル版が報じた。

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 今季のJリーグは2月にJ1、J2の開幕節を迎えた後、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて中断。ヴィッセル神戸の元日本代表DF酒井高徳などJリーガーやクラブ関係者の感染などもあり、4月下旬から予定していた段階的なリーグ再開は白紙に戻った。

 Jリーグの村井満チェアマンは「6月再開、7月再開をベースに動かしているが、8月再開になるとルヴァンカップの大会方式が大幅に変わる可能性がある。どれぐらい後ろ倒しができるか複合的な要素もあるが、いくつかのパターンを組んでいる状況」と明かしている。

 そうした状況のなか、柏で通算8シーズン目を迎えるネルシーニョ監督は、冷静にコロナ禍の状況を見つめているようだ。「状況は、他の国と同様に決して簡単なものではない。東京の労働者の50%近くが近隣都市に住んでいる」と語りつつ、感染者が急増した時期について「祝日に町や公園などに出かけて、多少新型コロナウイルスの感染が拡大するという影響を受けた」と説明している。

 ネルシーニョ監督はヴェルディ川崎(現・東京ヴェルディ)や名古屋グランパス、ヴィッセル神戸も率いた経験を持ち、Jリーグで指揮を執り始めてから通算16年目を迎えている。日本では非常事態宣言が延長されたが、ネルシーニョ監督は「5月31日まで緊急事態宣言が延びたが、それでも日本の人口の9割が協力しているし、今では安全になってきた」と回復ぶりに舌を巻いている。

 実際、4月下旬から波がありながらも感染者の減少傾向が続いており、甚大な被害が出ている欧米諸国に比べれば、着実に沈静化しつつある。日本の団結力を受けて、ネルシーニョ監督は「5月末までにすべて改善されるはずだ」と期待を込めていた。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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