ミランFWアドリアーノのザック率いる北京移籍が暗礁に 移籍金額で5億円の開き
相次ぐ戦力の放出
今季開幕前にアドリアーノを800万ユーロ(約10億円)で獲得したミランは、北京に高値で売却することで利益と年俸合計2700万ユーロ(35億円)を削減することが可能となる。そのため、このままアドリアーノを現在の提示額で北京に売却する可能性もあるとみられている。
1月の移籍市場ではイタリア代表MFアレッシオ・チェルチ、元Uー21スペイン代表MFスソをジェノアに期限付き移籍で放出し、半年分の年俸を削減。今季開幕前に契約延長したばかりの元オランダ代表MFナイジェル・デヨングもLAギャラクシーに売却した。モナ コ側が買い取りオプションを行使しなかったイタリア代表FWステファン・エルシャラウィはローマに期限付き移籍で再び放出。新天地で圧巻の活躍を見せている。
一方、欧州のカップ戦出場権獲得を目指すミランは、1月に戦力の放出ばかりで補強はなかった。地元誌は、シルビオ・ベルルスコーニ会長は中国からの新たな身売りオファーを検討しているとリポートしている。タイ人側との交渉不調によりミランの資金難は深刻化しているのかもしれない。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
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