名門ミラン「21世紀ベスト11」を伊メディア発表 中盤の“マエストロ”選出…名FW落選

(左から)マルディーニ、シェフチェンコ、カカ、ピルロ、セードルフ【写真:Getty Images】
(左から)マルディーニ、シェフチェンコ、カカ、ピルロ、セードルフ【写真:Getty Images】

直近10年の主力が軒並み落選する事態に、CL制覇メンバーたちがベストイレブンに選出

 イタリア・セリエAは新型コロナウイルスの感染拡大を受けて中断しているが、イタリアのサッカー専門メディア「カルチョメルカート・コム」が名門ACミランの21世紀ベストイレブンを企画して選出。しかし、ここ10年の主力選手が1人も入らないという事態になった。

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 ミランは1990年代にアリゴ・サッキ監督とファビオ・カペッロ監督の時代に黄金期を形成。その後も名門たる地位は維持していたが、2000年代に入るとカルロ・アンチェロッティ監督の下で2002-03シーズンと06-07シーズンにUEFAチャンピオンズリーグ(CL)を制した。

 一方で、10-11シーズンにリーグ優勝をするも12年夏に財政難から当時の攻守の要だったFWズラタン・イブラヒモビッチとDFチアゴ・シウバの売却を余儀なくされてからは低迷。契約満了に伴うゼロ円移籍で中途半端な選手を集めた感の否めないチームは、オーナー交代も繰り返しながら中位に定着している。

 それだけに今回の企画でも、ここ10年の主力選手で検討に値したとされている対象はGKジャンルイジ・ドンナルンマと前述の2選手のみで、彼らもすべて落選。2回CLを制覇したいずれかのチーム、あるいは両方で主力だった選手たちがベストイレブンに並んだ。

 GKは元ブラジル代表ジーダで、ドンナルンマは「ここ最近のチームの低迷を考えれば仕方ない」として落選。最終ラインは右から元ブラジル代表DFカフー、元イタリア代表DFアレッサンドロ・ネスタ、同DFアレッサンドロ・コスタクルタ、同DFパオロ・マルディーニの4人。シウバに関してはコスタクルタとの比較で、「あらゆる状況を読んで対処する能力の部分」が決め手になったとされた。

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