「CL優勝するべきだった」 “クロップ・ドルトムント”を英特集「トレンドに火をつけた」
英メディアがクロップ政権のドルトムントを回想 香川も礎となったドルトムントの“黄金期”
リバプールのユルゲン・クロップ監督は昨季、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)を制覇し、念願だった欧州タイトルを獲得した。そんななか、英メディアは「CLで優勝するべきだったチームはクロップのドルトムント」と見出しを打ち、ドルトムントの“黄金期”について振り返っている。
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2015年にリバプールに就任して以降、着実にチームを強化してきたクロップ監督は、昨季にCL制覇を達成し、今季はプレミアリーグで首位を独走。30年ぶりのリーグ優勝まで“マジック2”に迫っており、文字通り“黄金期”を築いている。しかし、クロップ監督が世界的名将として名を上げたのは2008年から7年間指揮したドルトムント時代だ。
2010年にセレッソ大阪から獲得したMF香川真司(現サラゴサ)を筆頭に、DFマッツ・フンメルス、MFマリオ・ゲッツェ、FWロベルト・レバンドフスキ(現バイエルン・ミュンヘン)ら数多くの若手選手をトッププレーヤーに飛躍させ、リーグ2連覇を達成。2011-12シーズンはクラブ史上初の2冠も成し遂げている。
しかし、ドルトムント時代に唯一手が届かなかったのが欧州タイトルだ。2012-13シーズンにはCL決勝まで進んだが、同国の宿敵であるバイエルンに敗れてしまった。それをピークにクロップ政権は徐々に右肩下がりとなり、14-15シーズンを最後に退任したが、英メディア「フットボール・フェイスフル」は「CLで優勝するべきだったチームはクロップのドルトムント」と見出しを打って取り上げている。
「監督が現在“トランジション(攻守の切り替え)”についてよく話しているのを耳にするが、これがいつどのように始まったのか分からない際は、クロップ政権のドルトムントが答えになる。彼が確立したトランジションの有効性については、ドイツ国内、そして最終的にはサッカーのトレンドに火をつけた」
クロップが指揮していたドルトムントは、リーグ優勝からCL決勝進出までの2010〜2013年あたりが“黄金期”と評されており、香川もその礎となっていた時期だが、同メディアはこの時代のどこかで無類の強さを誇ったドルトムントが欧州制覇を果たすべきだったと考えているようだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)