元Jリーガー選出で称賛「天才」 名将ベンゲル、「アーセナル最初の10人」を海外特集
ベンゲル体制でアーセナルに加入したプレーヤーたちに注目
1996年から22年にわたってアーセナルの監督を務めたアーセン・ベンゲル氏。英メディア「90min」フランス版は、名将がアーセナルに連れてきた最初の10選手に注目し、その中に日本で活躍した名プレーヤーも含まれている。
アーセナルで当時、会長を務めていったピーター・ヒルウッド氏が新監督を発表した直後、1996年9月30日の英紙「イブニング・スタンダード」では、「アーセンって誰だ?」という見出しが躍った。当時、英国内では無名だった日本の名古屋グランパスエイトから来たフランス人監督は、それでも就任1年目からアーセナルを3位に押し上げ、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)出場の権利をもたらしている。
ベンゲル氏の戦術と哲学をチームに植え付けるうえで、初期に加入した選手たちは重要な意味を持った。元フランス代表MFレミ・ガルド、元フランス代表MFパトリック・ビエラの加入後に始まった補強を振り返る。
最初に登場したのは、1997年に加入したものの、わずか4試合の出場にとどまったドイツ人MFアルベルト・メンデス。続いてスポルティングで活躍し、1997年にアーセナルへ加入したMFルイス・ボア・モルテも並んだ。2年半を過ごした後にサウサンプトンへ移籍し、フルハムで存在感を示している。
元アルゼンチン代表DFネルソン・ビバスは、加入1年目に18試合に出場したが、翌シーズンにはスペインのセルタへ期限付き移籍した。元イングランド代表DFマシュー・アプソンは、1997年から2003年までアーセナルに所属し、その間に3度の期限付き移籍に出されている。元オーストリア代表GKアレックス・マンニンガーは、イングランド代表GKデービッド・シーマンの負傷離脱時にその穴を埋め、リーグ優勝とFA杯優勝に貢献した。