「前例にない存在でサムライブルーに」 元日本代表FW呂比須に海外脚光「壮観なキャリア」

日本で活躍をした呂比須ワグナー氏【写真:Getty Images】
日本で活躍をした呂比須ワグナー氏【写真:Getty Images】

日本帰化の先駆者として活躍した呂比須氏「日本ではアイドルとなり、極東の主要クラブでプレー」

 日本代表の歴史上、これまで帰化した選手も数多くプレーしてきたが、ブラジルメディアは日本のクラブでも活躍した元日本代表FW呂比須ワグナー氏に脚光を当て、「前例にない存在としてサムライブルーに参加した」と取り上げている。

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 これまで日本代表では田中マルクス闘莉王氏や三都主アレサンドロら、主にブラジル国籍の選手が数多く帰化してきた歴史があるが、先駆者と言えるのが、ラモス瑠偉氏、そして呂比須氏だ。代表では1997年から2年間のみのプレーとなったが、1998年のフランス・ワールドカップ(W杯)では主力として全3試合に出場した。

 1985年に名門サンパウロで呂比須氏は1987年に日産自動車(現横浜F・マリノス)に加入し、活躍の場を日本に移した後、日立(現柏レイソル)、本田技研工業(現Honda FC)、ベルマレー平塚でプレーし、97年に日本国籍を取得。その後は名古屋グランパス、FC東京を経て、2002年にアビスパ福岡で現役を引退した。

 キャリアの大半を日本でのプレーに捧げた呂比須氏だが、ブラジルメディア「FUTEBOL NA VEIA」は「呂比須ワグナー。かつてのストライカーが日本で壮観なキャリアを築いた」と見出しを打ち、「前例にない存在としてサムライブルーに参加した」とスポットライトを当てている。

「元サッカー選手であり、現在は監督を務めている呂比須は有望なキャリアを築くためにブラジルを去り、日の出る国へと向かった。日本ではアイドルとなり、極東の主要クラブでプレーした。さらに帰化後は、サムライブルーを助けるためにW杯に招集された」

 現在、元神戸FWウェリントンが在籍するボタフォゴFCで指揮官を務めている呂比須氏だが、15年間にわたる日本でのサッカー人生に、ブラジルメディアも注目を寄せていた。

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