「日本で不滅に」 元鹿島ジーコ、“史上最高級”の伝説「スコーピオン弾」に海外衝撃
鹿島時代にジーコが決めた驚愕のスーパーゴールに海外注目 「信じられない」
日本サッカーの発展に尽力したスーパースターの1人が、「サッカーの神様」と称される元ブラジル代表MFジーコ氏だ。鹿島アントラーズで活躍し、監督として日本代表も指揮した名手が日本で決めたスーパーゴールに海外メディアが注目。「ブラジルのエースを日本で不滅にした」と絶賛している。
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卓越したテクニックと得点力を誇ったジーコ氏は、母国の名門フラメンゴで長年プレーし、ブラジル代表としても1978年、82年、86年とワールドカップに3度出場。代表の10番を背負ったスターは、91年に鹿島の前身である住友金属に加入し、“常勝軍団”の礎を築いて94年に引退した。日本代表監督などを経て、現在は鹿島のテクニカルディレクターを務めている。
Jリーグ初年度の1993年5月16日、名古屋グランパスエイト(当時)との開幕戦に出場した当時40歳のジーコ氏は、リーグ第1号となるハットトリックを達成。その年に16試合9ゴールと存在感を放つと、ラストシーズンとなった94年も7試合5ゴールの結果を残している。
そんなジーコ氏の伝説的ゴールの一つが、93年の天皇杯2回戦・東北電力戦(6-1)で生まれた。後半32分、敵陣ペナルティーエリア内に走り込み後方からの浮き球パスに反応し、ジャンプしながら体を捻り右足のヒールでボレーシュートを放つ。これが絶妙なループシュートとなって相手GKの頭上を越え、そのままゴールに吸い込まれた。
米スポーツ専門局「ESPN」ブラジル版の公式ツイッターは「キャリア史上最も美しいゴール? ペレもできなかった。ジーコの信じられないスコーピオン弾」と絶賛。記事ではゴール映像も紹介し、「鹿島アントラーズが東北電力に6-1と勝利した一戦、この光景はブラジルのエースを日本で不滅にした」と記している。
日本サッカー史に名を刻んだジーコ氏の美しい一撃は、海外にも衝撃を与えたようだ。