サウサンプトン吉田が定位置奪取に熱き思い 「イージーミスを減らし良い選手になる」

指揮官から直々の指令

 今季は開幕から4試合連続で本職のセンターバックで先発フル出場を果たしていた。だが、右サイドバックとして先発した9月20日のマンチェスター・ユナイテッド戦では、GKへのバックパスをフランス代表FWアンソニー・マルシアルにカットされて失点を喫した。2-3で敗北した試合後、ロナルド・クーマン監督からは激怒され、以降はベンチを温める機会が多くなった。

 そして、指揮官直々に課題を突きつけられたという吉田は、現在の苦境を乗り越えた時に、さらなるステッ プアップが待っていると意欲満々に語っている。

「監督からも集中力を向上させろと言われた。試合で2度か3度、イージーミスをした。こうした過ちを減らしていかなければいけない。そうすれば、僕はより良い選手になるだろう」

 本人はサイドバックではなく、本職のセンターバックでの出場を熱望しているが、そこには今季新加入のオランダ人DFフィルジル・ファン・ダイクや主将のDFジョゼ・フォンテといった強力ライバルがしのぎを削る。吉田は、現日本代表のセンターバックでは唯一欧州トップリーグでプレーする要の存在。自らの殻を突き破り、5試合連続無失点継続中のサウサンプトンでレギュラーポジションを奪取することはできるだろうか。

【了】

サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images

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