若さ、高さ、速さの三拍子がそろった本格派ウインガー

　ミランのアドリアーノ・ガリアーニCEOは冬の移籍市場で獲得する意向を示していたが、FWルイス・アドリアーノの中国行きがとん挫するなど、資金的な事情から実現しなかった。しかし、改めて今季終了後の移籍市場での獲得に本腰を入れている模様だ。

　4−４−2システムで右の攻撃的MFとして定位置を確保した本田にとっては、若さ、高さ、速さの三拍子がそろった本格派ウインガーがライバルとして出現することになる。シニシャ・ミハイロビッチ監督の信頼を得て、年明けからレギュラーの座を確保した本田だが、リーグ戦では15ヶ月以上ゴールから遠ざかっている。イタリア代表MFアレッシオ・チェルチ、元U-21スペイン代表MFスソというポジションを争うライバルはいずれも1月にジェノアに期限付き移籍で去った。ライバル不在の今季のうちに、背番号10は確固たる地位を築いておきたいところだ。

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サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

ゲッティイメージズ●写真　photo by Getty Images