4年前からサッカーを始めたミシャルくんの正確無比のキック動画に注目

　インドに住む12歳の“メッシ好き”の少年が決めたFKがインターネット上で拡散されている。10番のユニフォームを着て、ゴール左上隅に設置した輪のど真ん中を射抜くパーフェクトな一撃を見せ、「メッシスタイルのFK」と海外メディアも取り上げている。

　注目を集めているのは、インドのケララ州北部マラプラム出身の12歳ミシャル・アボーライスくんだ。

「All Kerala Sevens Football Association」の公式フェイスブックで投稿された動画では、アルゼンチン代表10番のメッシのユニフォームを着たミシャルくんが、右45度の位置にボールをセット。そこから木とネットで作られたゴールの左上隅に設置された輪型の的を目がけて左足を振り抜く。綺麗な回転のかかったボールは、輪のど真ん中を射抜いてネットに突き刺さり、ミシャルくんはひざまずき、天を指さして喜びを表現した。

　インド地元紙「マラヤラ・マノラマ」は、「マラプラムの少年が見せたメッシスタイルのFKが大ヒット」と見出しを打って特集。記事によれば、地元のカタムンダ・ガバメントスクールに所属するミシャルくんは、兄ワジドくんの勧めで4年前にサッカーを始め、マンパッドのレインボーアカデミーで基礎を積んだという。父親も選手というサッカー一家のミシャルくんは、キャリア通算で52本の直接FK弾を決めているメッシがお気に入りで、2番目に好きなプレーヤーとしてユベントスのポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドを挙げている。

　動画を公開したアルゼンチンのテレビ局「TNTスポーツ」の公式ツイッターでは、「ワォ」「ゴラッソ」と驚きの声が上がったほか、「メッシよりマラドーナに近い」「メッシはそこまでセレブレーションで感情的じゃないかな」といったコメントも寄せられていた。