「シンジに謝罪していた」 名将ファーガソン、退任時の言葉をOB告白「あの2人には特に…」
退任発表時、獲得1年目だったファン・ペルシーと香川に言葉をかける
マンチェスター・ユナイテッドで27年間にわたって指揮官を務めたサー・アレックス・ファーガソン氏は、2013年に監督業から引退した。リーグ優勝を果たしての勇退となったが、退任時にはMF香川真司らに“謝罪”していたという。当時の詳細を元フランス代表DFパトリス・エブラ氏が語っている。
ファーガソン氏は1986年にユナイテッドの監督に就任すると、27年間でリーグ優勝13回、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)制覇2回など、数々の栄光に彩られたキャリアを積み上げ、2012-13シーズンの優勝を置き土産に監督業からの引退を宣言した。
エブラ氏はユナイテッドの公式動画チャンネル「UTDポッドキャスト」で、ファーガソン氏が退任した時の様子に言及。「練習場に到着したら、たくさんのメディアが待ち構えていた。誰かが不祥事を起こしたのかと思い、戦々恐々としていたよ。そして『ボスから話がある』と言われた。そういう時、良いニュースだったことは一度もなかった」と振り返り、次のように続けた。
「彼はドレッシングルームに入ってきて、こう言ったんだ。『みんな、本当にすまない。私から言うよりも先に、引退のことが噂されている。だからカメラもたくさんいる。ただ、妻が私を必要としているから、引退することを決めた』とね。そして、彼は(元オランダ代表FWロビン・)ファン・ペルシー、そしてシンジに謝罪していた。自分で獲得したばかりの選手だったからね。あの2人には特に謝っていたよ」
ラストシーズンは香川のユナイテッド1年目でもあり、名伯楽の下でレギュラーとして優勝に貢献。さらなる飛躍も期待されていたが、後任のデイビッド・モイーズ監督政権では思うような活躍ができなかった。一方のファン・ペルシーも、12-13シーズンこそ得点王に輝く活躍を見せたものの、その後2シーズンでは成績が振るわず、ユナイテッドを後にしている。まさに未来を予見したようなファーガソン氏の“謝罪”だったと言えるだろう。
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(FOOTBALL ZONE編集部)