乾所属のエイバル、リーグ再開で感染リスクを懸念 選手一同が声明発表「恐ろしい結果を…」
9日に練習再開が決定する一方で感染リスクの恐怖を吐露
新型コロナウイルスの感染拡大と被害が大きかったスペインだが、社会活動制限の段階的な解除が行われるなかでリーガ・エスパニョーラは再開を目指すことになった。今週には個別トレーニングが再開されるが、日本代表MF乾貴士が所属するエイバルの選手一同が健康面への懸念を示す声明を発表したとスペインのラジオ局「カデナ・セール」が伝えている。
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エイバルのクラブ公式サイトでは9日にトレーニングが再開されることになったと伝えられている一方で、「我々はサッカーに情熱を注ぎ、リーグ最下位で皆さんを楽しませることほど興奮することはない。ただ残念だが無観客で行われるし、サッカーがないと我々は空虚に感じる。興行としてその本質を失うことになる」と、感染防止のために無観客試合となることに無念さを感じさせている。そして、自分たちの感染リスクについてもこのように話している。
「我々は恵まれた立場で、トレーニングやプレーを楽しみたい。ただサッカー選手である前に、人間でもあるんだ。多くの一般の人たちと同様、健康の状態が心配だ。何百万人もの労働者が仕事に復帰したのは事実だけど、その多くは最低限の(健康面での)保障がされていない。公平ではないし、我々は特権的な立場だと思う」
このように新型コロナウイルスの感染確認検査を受けられるサッカー選手が特別な立ち位置であることを自覚する。だが一方で、実際にピッチに戻る際の不安もこう明かしている。
「そして専門家が真っ先に推奨するソーシャルディスタンスに対応できない行動を始めることを恐れている。自分たちがプレーすることによって病気になり、家族や友人に感染するのではないかと心配している。これが新たなパンデミック発生となり、すべての人に恐ろしい結果をもたらすのでは、と懸念している」
声明では「競争に戻ることは合理的な判断だ。ただし保障をお願いしたいし、その責任も要求していきたい」と繰り返し健康への安全性を取ることを求めている。再びサッカーが開催される日が来るためには、このような精神面での不安も取り除く必要性がありそうだ。
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(FOOTBALL ZONE編集部)