「もし戻っていたら…」 スペイン人監督、コロナ禍で“日本滞在”を決断「正しかった」
C大阪を率いるロティーナ監督、「ACLに出場したい」と出場権獲得に闘志
J1セレッソ大阪を率いるスペイン人のロティーナ監督は「アジア・チャンピオンズリーグ(ACL)に出場したい」と今季の目標を定めているなか、新型コロナウイルス騒動を受けて「もしスペインに戻っていたら……」と肝を冷やしている。スペインメディア「Deia」が報じた。
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ロティーナ監督は2017年からJ2東京ヴェルディを2シーズンにわたって指揮。昨季からC大阪で采配を振るい、ACL出場まであと一歩に迫る5位でフィニッシュした。C大阪で2年目を迎え、2月22日のJ1開幕節で大分トリニータに1-0と勝利。白星スタートを切った後、新型コロナウイルスの影響でシーズンが中断している。
コロナ禍における日々について問われたロティーナ監督は「4月の初めに非常事態宣言が出されたが、最初の週はほとんど変化がなかった」と振り返りつつ、「しかし、そこから知事たちが国民に細心の注意を求め、お店が徐々に閉店し始めた。とはいえ、オープンカフェなどがまだ空いていたりするし、普段通りに出かける人もいる」と続けている。
シーズンの中断が決まった後、ロティーナ監督は母国スペインへ一時帰国する選択肢もあったようだ。しかし、そのまま日本滞在を選び、自身の判断が正しかったと確信しているという。
「私の決断は正しかった。なぜなら、もしスペインに戻っていたら、入国を許可してもらえずに今も戻れなかっただろうし、もっと状況は悪くなっていただろう」
感染が拡大する欧州の情勢に加え、チームや選手とのやり取りなども含めて、日本滞在のメリットが大きかったと力説するロティーナ監督。「日本は技術的、戦術的なレベルが非常に高い」と分析するなか、「ACLに出場したい」と闘志を燃やしており、来季の出場権獲得に向けて着々とチーム作りを進めているようだ。
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(FOOTBALL ZONE編集部)