「技術的に優秀」 英国人元日本代表コーチが日本の3選手絶賛、「異次元」の相手は?

アギーレ氏が監督を務めた頃の日本代表【写真:Getty Images】
アギーレ氏が監督を務めた頃の日本代表【写真:Getty Images】

アギーレ監督の下で日本代表コーチを務めたゲリング氏が3人の日本人選手を名指し

 かつて日本代表でコーチを務めたイングラド人のスチュアート・ゲリング氏が、ウェールズ紙「ザ・リーダー」の取材に応じ、日本代表時代に感銘を受けた3人の日本人選手の名前を挙げた一方、「異次元」だった相手の名前を口にしている。

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 現役時代にリバプールでプレーしたゲリング氏は指導者に転身し、2014年7月にハビエル・アギーレ氏が日本代表監督に就任したのと同時に、コーチとして入閣した。ゲリング氏は「彼は日本代表の監督としての仕事を得て、アシスタントとして入ってくれと頼まれたんだ」と当時を回顧。「彼は選手としても監督としてもワールドカップに出場したことあり、とても良い機会だった」と承諾した経緯を明かしている。

 2015年1月のアジアカップで日本がベスト8に終わった後、アギーレ氏はサラゴサ時代の八百長疑惑(※のちにスペイン裁判所が無罪判決)により、15年2月に日本代表監督を解任。それに伴い、ゲリング氏も代表チームから離れた。

 そんなゲリング氏の印象に強く残った日本人プレーヤーたちがいたようだ。「吉田麻也、香川真司、本田圭佑といった選手たちと一緒に仕事をするのは素晴らしいことだった。彼らは技術的に非常に優秀だったし、素晴らしい人たちだったよ」と手放しで賛辞を送っている。

 また、ゲリング氏にとって忘れられない日本代表での試合があるという。それは14年10月の国際親善試合ブラジル戦(0-4)だ。アギーレジャパンは10試合で終焉を迎えたが、新体制発足から4試合目で強豪ブラジルと対戦。アジアカップに向けて様々な選手をテストする段階だった日本は、ブラジルの圧倒的な攻撃力の前に完敗した。

「シンガポールでブラジルと対戦し、0-4で敗れた。ネイマールが4点すべて決めたんだ。サイドライン際に立って、ネイマールの動きとスピードを見ていたけど非現実的だった。彼は異次元だったね」

 ブラジル代表のエースFWネイマール(パリ・サンジェルマン)のプレーに魅了されたと明かすゲリング氏。現在ウェールズ1部ケブン・ドルイズAFCを指揮するが、日本代表コーチ時代の経験も生きているに違いない。

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