放出危機のMFハメス、“コロナ混乱後”に現地紙注目 レアルで最後の「平等チャンス」
夏の移籍市場で退団が囁かれるハメス、ジダン監督へのアピールで残留なるか
レアル・マドリードに所属するコロンビア代表MFハメス・ロドリゲスは、スペインのクラブへ移って以来、輝くことができていない。夏の移籍市場での放出が囁かれるなか、スペイン紙「マルカ」は最後のチャンスがあると指摘した。
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スペイン政府はプロスポーツの活動再開を認め、これによりレアルも5月11日から活動が再開可能となった。同紙は「新型コロナウイルスの大混乱の後は、新シーズンの開幕前と同様に、多くの選手たちにとって平等にチャンスが与えられるはずだ」と指摘し、「特にハメス・ロドリゲスのような選手には」と個人名を挙げている。
ハメスが苦しんでいる理由については、他の選手のように自分の名前を売ることをしていないと言及。バイエルン・ミュンヘンのカール=ハインツ・ルンメニゲGMは獲得を前向きに考えていたと見られるが、ウリ・フーネス会長がそれを否定し、ハメスはマドリードに戻ることとなった。
またナポリも関心を示すも、高額な移籍金で獲得していたレアルは、可能な限り高値での売却を目指し、交渉は破談。ハメスとレアルの契約は2021年までとなっており、レアルが移籍金を得るうえで、今夏の移籍市場は最大のチャンスとなる。
現在、新型コロナウイルスの影響は世界経済にも出ており、サッカークラブも例外ではなく、選手の移籍話はトーンダウンしている感は否めない。これまでのハメスは、ジネディーヌ・ジダン監督の構想に組み込まれていなかったが、2014年、15年の状態に戻ることができれば新契約を得る可能性もあると伝えている。
ハメスのマドリードでの時間は、今後も続くことになるのか。チーム活動再開から試合が行われるまでの時間は、彼のキャリアを大きく左右することになりそうだ。
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(FOOTBALL ZONE編集部)