今冬もプレミアが一人勝ち 移籍金212億円を費やし、欧州5大リーグで広がる差

5大リーグ全体の約半分を占めたプレミア勢

 今冬の移籍市場が開いていた1月1日から2月1日の間に、欧州の5大リーグ(プレミアリーグ、リーガ・エスパニョーラ、ブンデスリーガ、フランスリーグアン、セリエA)で費やされた移籍金は、2億4600万ポンド(約431.8億円)に上る事がFIFAの統計によって明らかになった。英地元紙「デイリー・メール」が報じている。

 移籍期間中に費やされた5大リーグ全体の金額としては、前年比26%ダウンとなっているが、これらの額はリーグ間移籍の額でリーグ内の移籍の金額は含まれていない。

 記事によると、最も多くの資金を投じたのは、プレミア リーグで1億2600万ポンド(約212.5億円)。リーガ・エスパニョーラが6200万ポンド(約104.5億円)、ブンデスリーガは5100万ポンド(約86億円)、フランスリーグアンは3400万ポンド(約57.3億円)、セリエAは2600万ポンド(約43.8億円)の資金を市場に投下した。

 金額の伸び率ではプレミアリーグは9%増、リーガ・エスパニョーラは27%減、ブンデスリーガは56%減、フランスリーグアンは21%増、セリエAは69%減となっている。やはり際立つのは、プレミアの存在だろう。

 それぞれのリーグで一番多くの移籍金を費やした選手で見ると、プレミアリーグではFCポルト(ポルトガル)からストークシティに移籍したジャネリ・インビュラの1830万ポンド(30.8億円)。セリエAではフルミネンセ(ブラジル)からASロ ーマに移籍したジェルソンの1200万ポンド(約20.2億)、フランスリーグアンではアトレチコ・ミネイロ(ブラジル)からASモナコに移籍したジェメルソンの(14.3億円)、リーガ・エスパニョーラではオリンピック・リヨン(フランス)からセルタ・デ・ビーゴに移籍したクラウディオ・ボービューの(約6.5億円)、ブンデスリーガではグアダラハラ(メキシコ)からフランクフルトに移籍したマルコ・ファビアンの(約4.5億円)となっている。

 

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